このたび熊本で発生した大きな地震により、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
連日のように報道される現地の様子に、胸が締め付けられる思いです。今もなお、強い余震への不安や、慣れない避難生活、インフラの復旧作業などで、心身ともに大変なご苦労をされていることと存じます。
現地で今この瞬間も踏ん張っていらっしゃる皆様の安全と、一刻も早く心穏やかに過ごせる日常が戻ることを、遠く離れた地からではありますが、深く祈っております。
改めて痛感させられるのは「災害は決して他人事ではない」ということです。このような大きな地震は、日本全国どこにいても遭遇する可能性があり、私たちが暮らすさいたま市も決して例外ではありません。
現地の状況に胸を痛めつつも、私たち自身も日頃の備えや心構えを今一度見直さなければならないと強く感じています。
さいたま市南区の「たんぽぽのおうち」では、保護者の皆さまが離れている間も、大切なお子さまの安全を最優先に守るための万全な防災体制がとれるよう常に意識して保育しています。
この記事では、お預かり中に大地震や激しい雨・雷が発生した際の具体的な対応手順や避難場所、非常時の連絡方法、日頃の備えについて詳しく解説します。いざという時に落ち着いて行動できるよう、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
さいたま市南区「たんぽぽのおうち」でお預かり中に災害が起きたらどうなる?
いつ発生するか予測が難しい自然災害ですが、たんぽぽのおうちでは「どんな時もお子さまの命と安全を第一に守る」ことを最優先に行動します。
日常のぬくもりある保育空間のなかでも、防災対策を意識し緊急時の動線を頭に入れて保育にあたっています。
預かり中の災害対策で一番大切なこととは?
災害が発生した際に最も大切なのは、慌てずに正しく状況を把握し、冷静かつ迅速にお子さまの安全を確保することです。
幼い子どもたちは、急な大きな音や周囲の混乱に驚いてしまうことがあります。そのため、たんぽぽのおうちでは、お子さまの身体的な安全を守るだけでなく、不安な気持ちに寄り添って優しく声をかけ、安心感を与える精神的なケアも徹底しています。

大地震(震度5強以上)が発生したときの対応は?
大きな揺れを感じたとき、または緊急地震速報が流れたとき、園内では即座に避難・保護行動に移ります。
園内での安全確保と避難場所(埼大附属中学校)への流れ
地震が起きたとき、園内では次のように対応いたします。
①地震が起きたら、家具や窓ガラスから離れた安全なスペースに集まり、頭や体を守ります。
お子さん達には「ダンゴムシのポーズ」といってわかりやすいように伝えています。
出口を確保して揺れが収まるのを待ちます。②おうちの方との連絡を取ります。この時回線の状況により「171」の災害伝言ダイヤルを利用します。
➂建物内部の安全が確認でき、周辺に火災などの危険がなければ、無理に外へ出ず「たんぽぽのおうち」内にとどま って保護者の皆さまのお迎えを待ちます。
もし建物への損害や周辺環境に危険があると判断した場合は、指定避難場所である「埼大附属中学校」へ 安全に誘導し移動いたします。
停電や通信障害が起きたとき、災害用伝言ダイヤル「171」の利用方法は?
大規模な地震が発生すると、電話回線が非常に混み合い、通常の電話やメッセージアプリがつながりにくくなる「通信障害」が発生しやすくなります。
そのため、たんぽぽのおうちでは「171(災害用伝言ダイヤル)」を活用して保護者の皆さまへ状況をお伝えします。
- 災害用伝言ダイヤル(171)とは?NTTが提供する声の伝言板です。固定電話や携帯電話から「171」にダイヤルし、あらかじめ設定した電話番号を指定することで、お子さまの安否情報や現在の状況(園内待機中、または埼大附属中学校へ避難完了など)を録音・再生することができます。
電話が直通でつながらない場合でも、あせらず「171」を経由して情報をご確認いただける体制を整えています。



交通機関がストップしてお迎えが遅れる場合の引き渡しルール
地震の影響で電車が止まったり、道路が渋滞・通行止めになったりして、予定していたお迎え時間にお越しいただけないケースも考えられます。
そのような場合でも、どうぞご安心ください。保護者の皆さまが園(または避難場所)に到着されるまで、スタッフがお子さまによりそい、安全に保護し続けます。お迎えを急ぐあまり、道中で事故に遭われては大変です。ご自身の安全を第一に確保しながら、お気をつけてお越しくださいね。
近年増えている「ゲリラ豪雨・局地的大雨」のときの対応は?
近年、夏場を中心に急速に発達した積乱雲による「ゲリラ豪雨」や「猛烈な雷雨」が頻発しています。さいたま市南区周辺でも、短時間での道路冠水や河川の水位上昇が警戒されることがあります。
建物内での安全確保と水害(浸水)対策
突然のゲリラ豪雨が発生した場合、屋外での活動は直ちに中止し、速やかに室内へ退避します。
強風や雷を伴うことが多いため、窓ガラスから離れた部屋の中央や安全な場所に子どもたちを集め、カーテン、シャッターを閉めてガラスの飛散を防ぎます。また、周辺の浸水リスクを確認し、万が一の冠水に備えて資材や備品を高い位置へ移動させるなど、建物内での安全確保を徹底します。
雨や雷が激しい時間帯のお迎えはどうすればいい?
お迎えの時間帯に激しい雨や雷、道路の冠水が発生している場合は、無理にお越しいただく必要はありません。
視界が悪く、足元や道路の状況が非常に危険な状態でお迎えに移動するのはリスクが伴います。雨や雷のピークが過ぎ、安全に移動できるようになるまで、たんぽぽのおうちでお子さまを安心してお預かりいたします。到着が遅れる際も、落ち着いた段階でご連絡いただければ大丈夫ですよ。
園内での備蓄や日常の防災訓練はどうなっている?
「いざ」という時の行動は、日頃の備えや練習があってこそスムーズに行えるものです。たんぽぽのおうちでの日常的な安全対策についてご紹介します。
水・食料・簡易トイレなどの備蓄状況
災害によって停電や断水が発生し、保護者の方のお迎えまでに時間がかかってしまう事態に備えて、園内には必要な防災用品を備蓄しています。
- 飲料水・非常食:保存水や、乳幼児・幼少期のお子さまが食べやすい非常食・おやつ類を確保しています。
- 衛生用品・簡易トイレ:断水時でも衛生環境を保てるよう、おむつ、おしりふき、消毒用品、非常用トイレ等を常備しています。
毎月の避難訓練でお子さまと確認していること
たんぽぽのおうちでは、毎月テーマを変えて避難訓練を実施しています。
地震を想定した訓練では、頭を守る「ダンゴムシのポーズ」を練習し、先生の声をよく聞いて素早く集まる習慣を身につけています。火災や水害を想定した訓練、避難経路の確認など、お子さまが怖がりすぎないよう優しく声をかけながら、ゲーム感覚も含めて防災意識を育んでいます。

ご家庭で災害時の連絡方法を話し合っておくポイント
「もし日中に大きな地震が起きたらどこで落ち合うか」「お迎えは誰が優先的に行くか」など、普段からご家族間で避難ルールを話し合っておくことが大切です。
災害用伝言ダイヤル「171」の使い方や、たんぽぽのおうちの指定避難場所が「埼大附属中学校」であることを、ご家族全員で共有しておいてくださいね。
よくある質問(FAQ)
一時預かりのご利用や災害対応に関して、お母さん・お父さんからよく寄せられる質問をまとめました。
Q1. すぐにお迎えに行けない場合はどうなりますか?
A. 交通機関のストップや道路状況によりすぐにお迎えに来られない場合でも、保護者様が到着されるまで園にてお子さまを責任を持ってお預かりいたします。あせらずご自身の安全を確保してお越しください。
Q2. 連絡手段は何を使いますか?
A. 基本的な安否確認には「171(災害用伝言ダイヤル)」を使用します。また、通信環境が復旧している場合は、公式ラインや公式Instagramなどを通じて、園の状況や避難先情報を発信いたします。
Q3. 警報が出た場合、開園・休園の判断はどうなりますか?
A. さいたま市南区周辺に特別警報や大型台風の接近による各種警報が発令されている場合、お子さまや保護者様の登園時の安全を考慮し、臨時休園や開園時間の変更を行う場合があります。決定し次第、公式ライン、Instagramなどで速やかにお知らせいたします。
Q4. 避難場所へ移動したかどうかはどこで分かりますか?
A. 園舎から指定避難場所(埼大附属中学校)へ移動した場合は、園の入口扉に見やすい貼り紙で「避難先・移動日時・連絡先」を掲示します。また、171伝言ダイヤルや公式SNSでも速やかに発信いたします。
Q5. 預ける当日に地震が起きた場合、キャンセル料はかかりますか?
A. 地震や台風などの自然災害、および公共交通機関の途絶など、不測の事態によりご利用が困難となった場合、キャンセル料は発生いたしません。まずは安全を最優先にお過ごしください。
まとめ:しっかりとした備えでお子さまの安全を第一に守ります
「たんぽぽのおうち」では、お預かりしている大切なお子さまの命と笑顔を守るため、日頃から防災意識を高め、万全の準備を整えています。
- 地震の際は「ダンゴムシのポーズ」で身を守り、状況に応じて埼大附属中学校へ避難
- 通信障害時は「171(災害用伝言ダイヤル)」を活用して安否を共有
- ゲリラ豪雨や雷の際も無理なお迎えは避け、室内で安全に保護
仕事や用事でお子さまと離れている時間も、どうぞ安心してお過ごしくださいね。ご不明な点やご不安なことがありましたら、いつでもお気軽にスタッフへお声がけください。